先月に引き続き、2回目のビーチクリーン!社会貢献活動。
今回は、地元で25年も活動を続けている”亀の子隊“の活動に参加させていただいた。
亀の子隊とは、
平成10年、当時小学校4年生だった子どもたちが田原市の海(西の浜)に行った時、海岸に散乱するあまりにも多いゴミに怒りを感じ、「西ノ浜はゴミ箱じゃない!」とゴミを拾い始めたことがきっかけで発足され、2022.06で25年目になる。2022.11.12の活動で通算318回目!代表の鈴木先生を中心に活動が続けられている。
亀の子隊のホームページはコチラ→http://www.kamenoko.org/
集合と道具の準備
この日は、地元企業のトヨタ紡織さん参加の特別活動。子どもたちやご家族の方を合わせて総勢80名が参加。
朝9:45に西ノ浜に集合。
キャベツ畑を突っ切って、海岸通りまで出ると大きな風力発電の風車が見えてくる。(通称”エグザイル風車“というらしい(笑))
「伊良湖から見て4つ目の風車のあたりの海」と活動場所がホームページにお知らせしてある。9時半頃から続々と車が集まって縦列駐車されているので、すぐにわかった!(写真1)
車を止め、受付を済ませるとゴミ袋がもらえ、トング、軍手も貸していただける。道具は何も準備していかなくて参加できるのは、手軽でいい!(写真2)
ゴミ袋は「~みんなでうみを守ろう~」と魚の絵が描かれた可愛らしい袋。魚たちを苦しめているゴミを入れるにはもったいない。(写真3)
クリーン活動を行う場所には、”亀の子隊“の旗が立っており、ここを中心とした約1kmの範囲のゴミを回収していく。(写真4)
(↓写真を左右⇔にスクロール)
クリーン活動の内容と分別について
ゴミ袋を受け取って準備が整った人はどんどんビーチに出ていき、さっそくゴミを回収し始めた。みんな慣れている~!!
10時になった時点で、一旦集合!小学生の子たちが仕切って活動の説明をしてくれた。
(すでにみんなのゴミ袋はいっぱいになりかけている)
分別は、大きく分けて5種類。
燃える物
燃えない物
ビン・缶
ペットボトル
ペットボトルの蓋(小さい袋を別でもらえる)
ただし、分別に気を取られてしまうと、目の前のゴミが拾われないことがあるので、あまり気にせずに目の前のゴミを拾っていく。周りの人と声をかけあって分別していくといい。
さあ、ビーチクリーン活動開始!
範囲はだいたい1kmぐらい。参加者が80名もいるので広い範囲ができる。
浜辺には、ありとあらゆるモノが散乱していた。遠くからでもわかる大きさのプラゴミから、ペットボトル、中には荷物を載せるパレットも数枚落ちていた。
(↓写真を左右⇔にスクロール)
これは、鳥や魚がたべてしまうわ・・・
西ノ浜で目に付いたのは、海藻などと一緒に打ち寄せられた“マイクロプラスチック”。海藻をどけてみると、出るわ出るわ。。。
「魚たちはこれをエサだと思って食べてしまうよね~」
と、周りの人たちと話す。
作業をしていると、鈴木先生が声をかけてくれた。
「大きいゴミは、回収しやすいからなくなっていくけど、マイクロプラスチックは小さいから回収がしづらい。どうしても残ってしまうよね。小さくなる前に回収していかなければいけないし、もっと言うと海に流れださないようにしないといけないよね。」
最後に鈴木先生の講義
集合の合図がかかる。気づけば、11時になっていた。
「もう終わり⁉」と思ってしまうほど、あっという間に時間が過ぎていた。
戻ってみるとゴミの山に驚いた!
たった1時間で4tトラック一杯のゴミ!
ゴミ以外にも、鈴木先生が亀の甲羅を持っていた。
この浜には亀が産卵に来るそうだ。亀が産卵しやすいように浜辺はきれいにしておかなければいけないし、ゴミを誤飲しないようにしたい。
ビーチクリーンの活動は、SDGsの
それに
今回は、企業の方も参加されていたので、12番は重く受け止められていた様子だった。活動を通じて、実際に会社・現場に落とし込んでほしい。
集めたゴミはトラックまで運んで完了!
ビーチクリーンが終わる頃、渥美資源化センターの職員の方がトラックで回収に来てくださった。4tのトラックはあっという間にゴミの山になった。
資源センターの方にこのゴミがどうなるのか、聞いてみると、
「リサイクルできるモノはリサイクルにまわるけど、できないものは、埋立処分をしいます。」と、教えてくれた。
「埋立処分か~。それはそれで、土壌汚染になりそうだよね。。。」と、ショックを受けた。
(↓写真を左右⇔にスクロール)
やっぱり、アップサイクルだ!
大量にあったマイクロプラスチックを持ち帰り、何か別の形にできないか考えてみることにした!
さっそく、水洗いをして、色別に分けてみる。
たったこれだけでも不思議ときれいに見えてくる。
海洋プラの特徴が見えてきた!!
色鮮やか
形がイビツ
こんなものまである⁉️という発見(おもしろさ)
組み合わせでアートになる(魚、人の顏など)
環境を考える教材(アイテム)
(↓写真を左右⇔にスクロール)
次回までの活動予定(課題)
プラが売れないか試してみる
子どもたちや学生を交えて何か作ってみる
渥美半島環境活動協議会に参加してみる
12月は寒いから暖かく楽しく活動できる方法
後日、プラが売れないか試したら・・・↓
並べただけで、魚になったよ(笑)
〈主催者〉
だい(淺野 貴大)/名古屋
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